マーケットで話題になったニュースをお届けします。一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。 米連邦準備制度理事会(FRB)のクック理事は、住宅ローン申請に関する不正疑惑を理由に自身を解任しようとしているトランプ米大統領に抗議し、ワシントンの連邦裁判所に提訴した。解任が効力を持たないよう仮差し止め令の発令をコッブ判事に求めている。クック理事の弁護士はトランプ氏の試みは権力の掌握が狙いであり、米経済に「修復不能な危害」を与えかねないと非難した。また疑惑が生じた原因は、意図せぬ「事務上の手違い」にあるとの見方を示唆した。コッブ判事は29日の午前10時に緊急審理を設定した。 4-6月(第2四半期)の米実質国内総生産(GDP)改定値は、前期比年率3.3%増加と、速報値から上方修正された。エコノミスト予想も上回った。設備投資が上向きに修正されたほか、貿易も大きく寄与した。個人消費は1.6%増に上方修正され、市場予想と一致した。シティグループのエコノミストは今回の上方修正について「労働市場が軟化し、関税のコストが活動をさらに圧迫するのに伴い、基調的な成長は一段と鈍化する見通しだ」と述べた。別に発表された7月の米中古住宅販売成約指数は2カ月連続で低下した。 ミラン米大統領経済諮問委員会(CEA)委員長は、トランプ氏の望み通り、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)までに連邦準備制度理事会(FRB)理事に承認される可能性が出てきた。民主党はミラン氏の承認を単独で阻止することはできないと非公式に認めているが、公聴会では厳しく追及するとみられる。上院では共和党議員の最大3人が造反しても、ミラン氏は承認される。 トランプ米大統領は来年の中間選挙を前に、共和党の全国大会を開催することを検討していると述べた。下院の主導権をめぐり民主党との激しい争いが予想されるなか、共和党への支持を結集する思惑がにじむ。党全国大会は従来、大統領選挙の年に開かれて各党が候補者指名を正式に決定する場となってきた。中間選挙の年に開催されれば極めて異例となる。クック・ポリティカル・リポートの予測によると、民主党が優勢または確実とされる議席は202で、一方の共和党は215。下院で多数派を確保するには218議席が必要だ。 「マジか」と声を上げたと振り返るのは、ルイジアナ州のゲーム愛好家。高性能コンピューター部品を注文した数日後、税関・国境警備局(CBP)に934ドル(約13万7000円)の関税を支払うよう求められた。米国ではトランプ政権の関税政策の下、従来は免税対象とされていた800ドル以下の少額貨物にも29日から関税が課される。こうした混乱が今後、消費者の間で広がるのは避けられそうにない。 日鉄、粗鋼生産能力と利益の長期目標達成射程に-USスチール買収で ロシアがウクライナに大規模な攻撃、18人死亡-48人以上が負傷 (3) 【コラム】FRBの独立性、ディフェンスの要は政策枠組み-ダドリー |